誰でもできるわけではないけれど、熱意は形をもって表れる

文/ナンシー・チャーニン
絵/ジェズ・ツヤ
訳/斉藤 洋
出版社/光村教育図書
税込価格/1,540円
ウイリアムは耳が聞こえませんでしたが、野球が大好きで、大人になって靴の修理店で働くようになっても野球を続けました。運よくある人の紹介で野球選手になりますが、からかわれたり、笑われたり、サインがわからなかったりで、まったくうまくいきません。ところが、審判がゼスチャーで知らせてくれるようになって、ウイリアムはメジャーリーグの選手となり、センターの名手と呼ばれました。盗塁王にもなりました。今ではあたりまえの審判のゼスチャーは、ウイリアム・ホイ選手の発案だったんですね。1880年代の実話です。