ちょっぴり大人になった気持ちで、父さんと過ごす夜の森。
詩/ヨーレン
訳/くどうなおこ
絵/ショーエンヘール
出版社/偕成社
税込価格/1,320円
寒い冬の夜更け、女の子と父さんはみみずくを探しに出かけます。月の光がきらきらこぼれて、空はまぶしいばかり。私はこの夜をずっと待っていた。松の森についた父さんはみみずくに呼びかける。「ほうーほう ほ・ほ・ほほーーーう」。それからもずんずん歩いて、とても寒かったけど、みみずくに会いたくてじっと我慢。父さんは何度も呼びかけた。私は耳をそばだてる。二人はみみずくに会えるかしら。会えますとも。親子が過ごしたすてきな時間を、いっしょに過ごしてください。1988年度コルデコット賞受賞。