勇気のある子どもだけが、モチモチの木にともる火を見ることができる!

作/斎藤隆介
絵/滝平二郎
出版社/岩崎書店
税込価格/1,540円
豆太はじさまと二人で暮らしている。豆太はおくびょうだ。庭に立っているモチモチの木が恐ろしくて、よなかに一人でしょうべんにも行けない。おとうはクマと戦って死んだほどのキモ介だったというにな。でもある夜中のことだ。豆太が目をさますと、じさまが体を丸めてうなっていた。医者さまを呼ばなくちゃ! 豆太はハダシで表に走り出た。雪が降り始めていた。「人間はやさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ」じさまの言葉が心に響きます。豆太が見たモチモチの木、みなさんもぜひ見てください。