2023年12月の”推し”絵本
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新刊のご紹介
まず新刊のご紹介から!
言葉と遊べるユニークな絵本ができました。
「頭のいい子が育つ
あいうえおんどく」
執筆者 くすのきしげのり 戸田和代 正岡慧子 新井悦子 長井理佳 杉本深由起 堀米薫 ひろいれいこ 深山さくら 真山みな子 岩崎まさえ
監修 お茶の水女子大学名誉教授 内田伸子
出版社 新星出版社
税込価格 1,760円
「あ」から「ん」まで、どんな言葉があるかな?
言葉さがし、クイズ、しりとり、迷路など、言葉遊びが満載!
親子で遊べて学べる、おもしろいがいっぱいの絵本です。
絵本・童話作家 すとうあさえさんからのおすすめ!
私は、今回は作家としてではなく、編者という立場で制作に関わりました。「あ」から「ん」までの短いお話たちは、まるで46味のキャンディのような楽しさです。小さい人たちは、大人の人に読んでもらいながら、しみじみしたり、大笑いしたり、びっくりしたりして、楽しんでくれると思います。そして、そのうち好きなお話ができて、ストーリーを空で覚えてしまって、声に出してお話してくれたらとても嬉しいです。日本語のやわらかさ、音の感覚、膨らむ想像力。ゆっくり、ゆっくり、味わっていただきたいすてきな絵本です。
(日本児童文芸家協会 刊行委員会代表)
新星出版社 編集部 下門祐子さんからのおすすめ!
この本のいちばんの特長は、やはり五十音1文字ずつの創作物語です。「あ」から「ん」まで46話のキラキラ楽しいお話が1冊に詰まっています。言葉や文字をおぼえはじめたとき、自分の名前の最初の音はなんだか特別でした。小さい私がこの本と出合ったら、真っ先に「ゆ」のページを開くだろうなと思いを馳せながら本作りをしました。それぞれの人にとっての大切な言葉や文字を、この本を通じてもっと思い入れのあるものにしてもらえたらとてもうれしいです。読み聴かせるだけでなく、自然とそらんじたり、あそびや工作にチャレンジしりたと、ぜひお子さんと一緒に大切な時間を楽しんでください。
●絵本の内容をちょっとのぞき見!
「い」のページはこんなお話!
文 長井理佳 絵 よねこめ
「おじいちゃんのいす」
おじいちゃんの いすは おおきな ゆりいす。
いっちゃんは、おじいちゃんと いるかの えほんを よむのが すき。
ここは あおい うみの うえ。
いすは ふたりを のせて、そっと ゆらすのが すき。
●学びと遊びのワンポイント
探求ページ
*どんないすがあるのかな。ベビーチェアとかロッキングチェアとか。
*「い」ではじまる これな〜んだ?
*牛乳パックでいすをつくろう
●「へ」のページはこんなお話!
文 正岡慧子 絵 浅沼とおる
「へびとしっぽ」
「ひっぱるのは やめろ!」
へびが、ふりむいて しっぽに いった。
「タンポポと はなしが したかったんだよ」
「まったく もう。いつも いつも、おれの じゃまばかり して……」
へびは つかれて、へなへなと へたりこんでしまった。
●学びと遊びのワンポイント
探求ページ
*いろいろな材料で、へびをつくってみよう。
*「へ」がつく言葉をえらんですすもう! スタートからゴールへ。