2023年10月の”推し”絵本
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翻訳家・作家
野坂悦子さん
プロフィール
1959年東京生まれ。翻訳絵本に「おじいちゃん、わすれないよ」(金の星社、産経児童出版文化賞大賞)、「ぼくはニコデム」(光村教育図書)、「ぼくといっしょに」(ブロンズ新社)、読み物の翻訳に「第八森の子どもたち」(福音館書店)、「フランダースの犬」(岩波書店)など。創作絵本「ようこそロイドホテルヘ」(玉川大学出版部)の文章や、紙芝居「やさしいまものバッパー」の脚本も手がける。
紙芝居文化の会海外統括委員、日本児童文学者協会理事、JBBY会員、日本ペンクラブ会員、日本文藝家協会会員。
最近の活動の中から
8月に「第一回東京おすすめ紙芝居マラソン」を、童心社のKAMISHIBAI HALLで開催。仲間と交代しながら約20作を次々と演じました。
また、「どんぐり喰い」(エルス・ペルフロム作 福音館書店)の朗読とおはなし会を教文館ナルニア国で開き、肉声を通して参加者の皆さんと豊かな物語を分かち合いました。
新刊のご紹介
「ミーのどうぶつBOOK」
作 ハリエット・ヴァン・レーク
訳 野坂悦子
出版社 朔北社
税込価格 1,650円
ミーは、どうぶつたちと大のなかよし。イヌやネコや子ブタの手と足をなでてあげたり、メウシやブタと海の波にゆられたり。ウマのおなかの上で、ねころぶこともありますよ。カタツムリだって友だちです。さあ、ふしぎなミーのおはなしが、始まります!
そのほかのおすすめ絵本と紙芝居のご紹介
紙芝居「やさしいまものバッパー」
脚本 野坂悦子
絵 降矢奈々
出版社 童心社
税込価格 2,090円
バッパーは町に住むひとりぼっちの魔物。ある夜、町で出会ったヤンと友だちになります。次の日、川でおぼれているハンスを助けてほしいと、ヤンにたのまれて、バッパーはこまりました。昼間は、まほうの力を使ったことがないからです。はたして、バッパーは……?
紙芝居「かしこいカンフ」
再話 ラメンドラ・クマール
訳・脚色 野坂悦子
絵 田島征三
出版社 童心社
税込価格2,090円
むかし、インドにやさしい王様がいました。でもお城には、よくばりな門番のビカットがいて、王様が人びとにわたすごほうびを半分うばっていたのです。そのお城へ、サンタル村から、知恵と勇気のある若者カンフが、大きなスイカをもってやってきました……。
「ぼくはニコデム」
文 アニエス・ラロッシュ
絵 ステファニー・オグソ―
訳 野坂悦子
出版社 光村教育図書
税込価格 1,430円
小さなニコデムはいつも大変。街を歩くと踏み潰されそうだし、学校に行くと、いじめっこが待っている。教室でもこわい先生がにらむんだ。そんな時は、スーパーニコにへんしーん! アッカンベーだ。でも、大好きなビオレットが隣の席に来た。どうしよう、どうしよう!
「だれがいちばん? がんばれ、ヘルマン!」
作 イヴォンヌ・ヤハテンベルフ
訳 野坂悦子
出版社 講談社
税込価格 1,760円
オランダの人気作家による絵本です。おもわず競争をはじめてしまった豚のヘルマン。でも途中で、ぼくはぼくのままでいいんだと、気がつきます。じぶんらしく生きることが、いちばん大事!