2022年12月の”推し”絵本
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「絵本のSOBA」読者のおすすめクリスマス絵本
家族や友人、たいせつな人と過ごすクリスマス。サンタクロースやトナカイ、プレゼント……。クリスマスの絵本には、ワクワクする楽しみがいっぱい詰まっていますね。
絵本のSOBAでは、読者の皆さんにとっておきのクリスマスの絵本を思い出とともにお聞きするアンケートを実施しました(期間:2022年9月1日~11月1日)。今回はお寄せいただいた中から、5名の方の思い出の絵本をご紹介します。
●「サンタクロースっているんでしょうか?」
社説 ニューヨーク・サン新聞
訳 中村 妙子
絵 東 逸子
出版社 偕成社
税込価格 880円
1897年の秋、ニューヨーク・サン新聞に8歳の少女から一通の手紙が届きました。「サンタクロースっているんでしょうか?」新聞社が社説で寄せた、愛情深い回答をまとめた一冊です。
PN 〇ちゃん さん
小学校の朝読書の時間に、読み聞かせボランティアをおこなっています。 この本は毎年12月に読んでいる本です。ほとんど絵もない本ですが、子どもたちの心に届くようにと心を込めて読んでいます。もう100年以上も前のエピソードですが、現在の子どもたちにこそ必要なお話だと思います。 私がボランティアをしている小学校は小さな町の小さな小学校で、昔は親の顔や家庭の顔も見えるような学校でした。今は新しい家がいっぱい建ち、知らない苗字の子どもたちが増えました。それまでいなかった不登校の子どもや貧困に苦しむ家庭の子どもなどもいるようです。でも、私にとってはどの子も大切な我が町の宝物。どの子にも温かなクリスマスが来るようにと、心を込めて今年も届けます。
●「サンタクロースって ほんとに いるの?」
文 てるおか いつこ
絵 すぎうら はんも
出版社 福音館書店
税込価格 990円
こちらは日本で生まれた絵本です。万国共通の謎、「サンタクロースって本当にいるの?」 「いるよ」とお父さん。お風呂に入りながら、お風呂から上がった後も、親子は愉快な会話を繰り広げます。
PN なつみかん さん
3人の息子たちを育て上げ、今も心に残っている絵本です。届けられる言葉に愛を感じます。
●「さむがりやのサンタ」
作・絵 レイモンド・ブリッグズ
訳 すがはら ひろくに
出版社 福音館書店
税込価格 1,320円
皮肉屋だけど、実は優しく、人間味にあふれたサンタさんが魅力的な一冊。世界中で愛されているこの絵本に、2名の方からおすすめコメントをいただきました。
PN 頃 さん
スノーマン、サンタの夏休み…とレイモンド・ブリッグズの本が大好きです。
こちらの本もクリスマスの定番かもしれませんが、嵐の中を飛んでいく時の、記号も混じった悪態のセリフと、旗を見て「女王陛下はご在宅だ」というシーンがとても印象的で、お気に入りだった記憶があります。
優しいタッチのイラストと、わかりやすい日本語。何度読んでも素敵な絵本です。
PN ふく さん
聖人ではなく、愚痴ばかり言っているサンタが主人公の絵本です。
子供の頃、クリスマスにサンタからプレゼントを貰えるというのが不思議でした。何故、知らないオジサンが普通の子供の私なんかにプレゼントをくれるんだ?と…。
小学校の学級文庫にこの本があり、愚痴ばっかり言っているサンタがうちに来るのなら楽しいな!と思いました。何度も何度も学級文庫からこの本を借りるので、その様子を見ていた母がクリスマスプレゼントにこの本を贈ってくれました。続編『サンタのたのしいなつやすみ』は友人がプレゼントしてくれました。
今年、作者のレイモンド・ブリックスさんが亡くなり、久しぶりにこの本を開きました。
愚痴っぽいサンタさんは、やっぱり最高です!
レイモンドさんに素敵なサンタさんを有難う!とお伝えしたいです。
●「メリークリスマス、ペネロペ!」
文 アン・グットマン
絵 ゲオルグ・ハレンスレーベン
訳 ひがし かずこ
出版社 岩崎書店
税込価格 2,530円
驚くようなしかけがたくさん詰まった、楽しい1冊です。クリスマスの前の日からお祝いの準備をするペネロペ。当日は親族のみんなが集まって、楽しいパーティーを繰り広げます。
PN ともやん さん
クリスマスのプレゼントで、娘たちに購入しました。しかけがいっぱいあって、ワクワクドキドキ感のあるペネロペの世界にすごくひきこまれている様子でした。今でも毎日寝る前にこれ読んでぇ!と持ってきてくれます!!
今回紹介させていただいた5名の方には、【図書カード2,000円分】をプレゼントします。
ご協力いただいたみなさま、誠にありがとうございました!