2022年8月の”推し”絵本
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今月のお客様
武田真理恵さん
元幼稚園教諭。幼少の頃、自身も受けて育ったモンテッソーリ教育の幼稚園で教諭として勤める中で、おもちゃのおもしろさに気付き、1996年、芸術と遊び創造協会(旧芸術教育研究所)認定の「おもちゃコンサルタント」資格を取得。 そのまま、研究所内のこどもアートスクール講師として採用され、気付けば25年を越える関わりとなりました。
長年講師を務める「芸術教育学校」は、春と夏に行われる芸術と遊び創造協会主催の保育者向け研修会。今年56回目を迎える 「夏の芸術教育学校」では、「絵画」「おもちゃ」「読み聞かせ」「表現遊び」など、100以上の講座が行われます。昨年からは、web 配信も始まり、全国から約5,000人が受講されています。
この研修会では、保育現場で活用できる「造形あそび」を中心に楽しいアイデアを発信しています。また、保育者養成校でも造形表現などの授業を担当し、未来の保育者たちの育成にも力を入れています。
実は、もうひとつの顔、ラッピングコーディネーターという肩書きもあります。ギフトのプロとして企業向けにラッピング指導をおこなったり、子どもたちとプレゼントを作ったり、ギフトを贈る楽しさ、もらう喜びを幅広く伝える仕事をしています。 「マツコの知らない世界(TBS)」などメディアにも多数出演。
「おもちゃ」「造形あそび」「ラッピング」……と一見、バラバラに見える活動ですが、実はテーマはひとつ。私から発信したコトやモノの先に誰かの笑顔が生まれますように……と、いうこと。
今回提案の「あけてあけての『とびらえほん』」からも、新しい笑顔が生まれることを願っています。
■著書『かんたん! かわいい! イベントラッピングとカード』(主婦の友社、2018年)
『Familyセレクトbooks だいすき! ラッピングとカード』(主婦の友社、2007年)
『紙の工作大百科〈2〉カードと小物を作ろう!』(あかね書房、2005年)
■「特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会」の研修会については、 「芸術と遊びらぼ」からご覧いただけます。
https://artplaylab.jp/
『あけてあけての「とびらえほん」』
子どもたちの大好きな「かくれんぼ遊び」。
画用紙と透明な袋(OPP袋)でかくれんぼの絵本が簡単に作れます。
中身が自由に入れ替えられるので、「あてっこ遊び」や「お誕生日カード」、「コレクションブック」など、
発想次第でバリエーションは無限大です。
写真を貼れば、アルバムにもなりますよ。
■材料
色画用紙、画用紙、厚紙、OPP袋、両面テープ、のり、ハサミ、マスキングテープ、クレヨン、マジック、カタログや広告、雑誌など
■手順
① 扉の大きさと数を決めて、色画用紙をそれぞれの大きさに切る。
② 色画用紙の端を1㎝ほど折り、のりしろを作る。
③ 台紙の厚紙に、のりで扉を貼る。
④ 扉に番号を付ける。
色画用紙にマジックなどで直接描いても、別紙を貼ってもOK!
⑤ マスキングテープを折って「取っ手」を作り、色画用紙に貼る。
⑥ OPP袋の4辺に両面テープを貼り、口が開いている方を上にして台紙の厚紙に貼りつける。
⑦ 好きな絵を描く。
⑧ OPP袋の中に絵を入れ、扉を全部閉めたら完成。
■「だれが かくれているのかな?」「なにが かくれているのかな?」
扉を1つずつ開けて、
何がかくれているのか、
お話ししながら、あてっこ遊び。
フキダシは、付箋を活用すると
言葉も色も形も自由に、何度でも変えられます。
■遊びのレシピ
◎子どもがあきないように、時々、絵を変える
オノマトペや子どもの言葉をそえておくと楽しめます。
絵が描けなくても大丈夫。
カタログなどを切り取って お子さんと一緒に手作りを楽しんでみましょう
◎ごっこ遊びを楽しむ
扉の大きさ、あき位置を変えると、冷蔵庫、電子レンジなど、いろいろなものに変身します!
◎素材を変える
色画用紙を段ボールに変えると、より工作的な仕上がりになります。
◎用途を変える
お子さんの写真を貼ってアルバムに。
赤ちゃんの写真、手形、足形を貼っておじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントに。
おもちゃの広告やカタログの切り抜きでクリスマスプレゼントのリクエストにも!
◎言葉に興味が出てきたらくだものを見ながら文字をおぼえる