2022年7月の”推し”絵本
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今月のお客様
作家のかさい まりさん
北海道生まれ。北海道芸術デザイン専門学校卒業。お話作りのかたわら、読み語り用のCDを作り、全国各地で読み語りや講演を行っている。その独自の世界は子どもたちの心を魅了し、多くのファンを持つ。作品に『こぐまのクークものがたり』シリーズ(KADOKAWA)、『ぼくとクッキーさよならまたね』(ひさかたチャイルド)、『クレヨンがおれたとき』『かしたつもり×もらったつもり』(くもん出版)など、話題作多数。
ねえねえ、まりさん、ぼくの絵本を紹介してよ。
絶対おもしろいからさ。
はいはい、わかりました。
では、きみの絵本からね。
北海道むかわ町でみつかった「カムイサウルス」をモデルにしたお話
『きょうりゅうのサン いま ぼくはここにいる』
文 かさい まり
絵 星野イクミ 監修 小林快次
出版社 アリス館 税込価格 1,650円
ぼくは恐竜のサン。15のたまごのなかで一番先に生まれた。ぼくたちきょうだいは、いつも遊ぶのに夢中。楽しいけれど怖いこともある。ティラノサウルスという怖い恐竜がおそってくるからね。おそわれると、ぼくは泣いてしまう。でも、母さんがいうんだ。「サン、きょうだいをまもるのよ」ぼくは、きょうだいを守れるだろうか……。
『きょうりゅうのサン きょう ぼくは なまえをもらった』
文 かさい まり
絵 星野イクミ 監修 小林快次
出版社 アリス館 税込価格 1,650円
テラノサウルスがおそってきたとき、ぼくたちは逃げた。「もうだいじょうぶだ」父さんが言った。海が見えるガケの上だった。そのとき、沈んでいくおひさまを見て、父さんと母さんがぼくにつけてくれた名前がサン。何日かたって、ぼくのきょうだいが生まれた。そして、みんなにも名前がつけられた。ぼくは一番先に生まれたお兄ちゃんなんだ。
2022年新刊のご紹介
『こぐまのクークものがたり ともだちと森のレストラン』
作/絵・かさい まり 出版社 KADOKAWA
発売日:3月10日 定価1,320 円(税込) 本文 88ページ A5
『魔女の宅急便』作者 角野栄子さん推薦!
「クークといっしょに、お話の世界にでかけましょう」
こぐまのクークは、北の森の自然の中でくらしています。やさしいうさぎのサーハ、わんぱくなきつねのゲンゲンと、いっぱい遊び、けんかをしたり、なかなおりしたり、豊かな森で出会いの毎日。 クークの家は、『森のキッチン』というレストラン。 父さん母さんがおいしい料理をつくってくれます。 おいしくて、みんな大すき。 感動の4つの物語。「心の あな」「明日に なれば」 「はじめての けんか」「なかなおりの りゆう」。 クークの料理の作り方(「おひさまサンドイッチ」 「ぷるるんたまごのスープごはん」など)のページもついています。
受賞作品のご紹介
第3回「日本児童文芸幼年文学賞」受賞
『ムカッ やきもちやいた』
作 かさい まり
絵 小泉 るみ子
出版社 くもん出版
税込価格 1,540円
わたしは、転校生のあんりちゃんが、自分の仲良しのふうこちゃんと仲良くしているのを見てなんだかムカッ!
なんでムカッとするんだろう。やきもちだって気づいているけれど、すぐにはなかなおりができない気持ち。みんな思い当たることがありますよね。