2022年1月の”推し”絵本
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今月のお客様
童話の会「ペパン」の皆さま
● 子どものあしたへ、童話のタネを!
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童話の会ペパンは、絵本作家、童話作家をめざし、学び活動している自主サークルです。2012年にスタートしました。サークル名の「ペパン」とはフランス語で「種」という意味。私たちが作家としてのタネであると同時に、「おはなしのタネを探しましょう」という講師の光丘真理先生の言葉から引用して名づけました。
会のメンバーは、子育て中のママから70代までと、年齢も経歴もいろいろです。毎月1回集まって、それぞれが書いてきた作品を、みんなで講評し合います。
「対象となる子どもに伝わるか」「もっとオリジナリティを出すには」など、率直に意見交換をし、講師の先生の指導をいただきながら、切磋琢磨しています。そうしてできあがった作品は、コンクールに応募したり、同人誌を発行したりして、発信しています。

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また、作家や編集者の方々をお招きする特別講座では、ちがった視点からの学びを得ています。その他、ときには即興でお話を考える創作会や、お花見やクリスマス会なども行い、日常や自身の子ども時代にある「おはなしのタネ」を探しています。
会場は東京の国分寺にある、絵本とおはなしの店「おばあさんの知恵袋」。絵本屋さんですので、資料となる絵本がいっぱいです。緊急事態宣言中はオンラインで開催し、その後は公民館の広い部屋を借りたりと工夫しています。
講師は児童文学作家の光丘真理さん
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光丘さんは、絵本からYAまで様々な本を出されています。
光丘真理さんの絵本と幼年童話
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「タンポポ あの日をわすれないで」
作/光丘真理
絵/山本省三
出版社/文研出版
税込価格/1,430円
東日本大震災が起こったあの日―。まいちゃんやさきちゃん、まわりのみんなの日常はすっかり形を変えてしまいました。お父さんと弟を失ったさきちゃんは転校することに。でも、津波の被災地で見つけた希望の花タンポポ。子どもたちの願いが綿毛となって飛んでいって、明るい笑顔の花がたくさん咲きますように!
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「ながれぼしのランドセル」
作/光丘真理
絵/コマツシンヤ
出版社/フレーベル館
税込価格/1,320円
じいちゃんに買ってもらった、ながれぼしのランドセル。だけど、ロッカーには同じランドセルがならんでいて……。ある日、だいすけはのぶやくんの下じきをうっかり傷つけてしまいます。大事な物を傷つけられたら、自分だったら許せない! だったら、のぶやくんは? ながれぼしのランドセルが二人の心をつなぎます。
絵本の出版を果たしたメンバーたち!
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「にんじん ごぼう だいこん」
文/三田村慶春
絵/はやし らん
出版社/世界文化ワンダークリエイト
税込価格/360円
日本の昔話の再話絵本。長い旅をして真っ黒になってしまった、にんじんとごぼうとだいこんが、お風呂に入ります。にんじんは熱い湯を我慢して入り、ごぼうは余りの熱さに逃げ出します。だいこんはお風呂が大好き。ゆっくりと湯につかり体を洗いますと、あれあれ見違える色に……。わらべ唄を交えた楽しい絵本。
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「たまごのウウントネ」
作・絵/いげたゆかり
出版社/世界文化ワンダークリエイト
税込価格/390円
もうすぐ、くりのき園で音楽発表会があります。やりたい楽器を先生に聞かれましたが、なおくんだけが答えられません。「ううんとね……」と考えていたら、頭の中にぽこっとたまごのウウントネが生まれました。悩んで迷って、やっとたまごが割れました。中から飛びだした声は、「ぼくもシンバルやりたーい!」。
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「うーん うん うんちちゃん」
文/渡辺朋
絵/村上康成
出版社/文響社
税込価格/1,375円
うーんうん うんちちゃん うーんうん 待ってるよ。けれども うんちちゃん、なかなかきてくれません。え、うんちちゃん、歌を歌ってるって!?
渡辺朋と人気絵本作家の村上康成が贈る「まっててねおともだち」シリーズ一作目。赤ちゃんから幼児向け。シリーズで続々出版!
これからも、子どもたちの希望の種となるような、そんな絵本や児童書作りをめざして、活動していきます。(ペパン一同)