コウノトリのクレペタンとマレナは、どんなときもいっしょだった。
文 キャレン・レヴィス
絵 チャールズ・サントソ
訳 いわじょうよしひと
出版社 BL出版
税込価格 1,980円
ある日、なかよしのマレナが大けがをしてしまう。村のおじさんスティエパンさんのおかげで、けがの傷は癒えたけれど、残念なことにマレナの片方の翼は動かなくなってしまった。スティエパンさんは屋根の上に巣を作りエサを運び、2羽のコウノトリを支えた。しかし寒い冬が訪れると、渡り鳥は暖かい国へ旅だたなくてはならない。マレナはいやがるクレペタンを無理矢理行かせた。春になるとクレペタンは急いで帰って来る。そんな暮らしが、マレナが老衰で亡くなるまで19年間続き、66羽の子どもが生まれ育った。実話です。