秋の山は豊かです。ずっとずっと豊かが続きますように。
作・絵 こしだミカ
出版社 農山漁村文化協会
税込価格 1,466円
しっとり雨がふって地面がぬれるころ、きのこの赤ちゃんが顔を出します。「まだまだ」サルはじっと待っています。「しんぼうたまらん!」イノシシは足をばたばたさせます。そして、あっちでもこっちでも、にょきにょきにょきにょき。森のみんなは、待ってましたとばかりにきのこをかじります。あっ、村からおじいさんと孫がやってきました。ふたりはきのこをカゴいっぱいとりました。「ぼく、もっととりたい」孫が言うと「たべるぶんだけとったら、ええんや。あとは、またらいねん」自然ってそうやって守られているんですよね。