曲がったことの大嫌いな人たちが集まって、最後はみんな幸せに。
作・絵 川端 誠
出版社 ロクリン社
税込価格 1,870円
くず屋の清平さんは曲がったことが大嫌いです。ある日、長屋の一軒から呼ばれて仏像を200文で預かりました。そして、あるお屋敷の前を通りかかると、2階からするするとザルが降りてきて、「その仏像をみたい」というお侍に出会います。200文の仏像は300文で売れました。ところがその仏像の中から50両の小判が……正直者ばかりの間で、清平さんは行ったり来たり、とうとう大家さんまで出てきててんやわんやのところへ、お殿様も加わって仏像と茶碗があっちへこっちへ。でもまあ、最後は思いがけない落ちでみんな幸せになります。