刈り入れが終わると、かかしのペーターの仕事はなくなります。
作 バーナデット
訳 ささきたづこ
出版社 西村書店
税込価格 1,430円
小麦の収穫が終わっても、子どもたちはペーターの帽子に羽をつけたり、赤いスカーフをまいたりして遊んでくれました。でも、冬のおとずれとともに、子どもたちは誰もこなくなってしまい、1月になると、風がますます強くなって、ペーターは倒れてしまいました。しばらくすると、ツバメがやってきて、ペーターのからだからワラを引き抜いて飛んでいきました。子どもを育てるため巣を作っているのです。ペーターはもう誰とも遊ぶことはないなあと諦めました。諦めてはダメ! 子どもたちとの新しい暮らし、始まりますよ。