人はみな心の中に一本の木をもっている。教えてくれたのは……。
作 いせひでこ
出版社 講談社
税込価格 1,980円
パリで花を愛で木を描く少女さえら。絵の大好きな少女とパリの植物園で働く植物学者との出会い。彼との出会いは、ただ好きな絵を描くだけではなく、樹齢400年のアカシアや樹齢250年のプラタナスのこと、3300万年前の木の化石や植物のトゲの意味など、多くのことを教えられた。そして、彼にもらったひまわりのタネを植え、心の中にも大きな芽を育て始める。でも、さえらには帰国の時が……。さえらは自分の描いた絵と「ありがとう」のメッセージを残します。人は一人では育たない。誰かに、何かに育てられるんですね。