1853年、ニューヨーク州のあるレストランでおきたこと。
文 アン・ルノー
絵 フェリシタ・サラ
訳 千葉茂樹
出版社 BL出版 税込価格 1,650円
ジョージ・クラムさんは料理が大好きの名シェフでした。レストランにやってくるお客はみんな大満足。ところがある日、お客が言いました。「ポテトだけをどっさり食べたい」。まずはフライドポテトを一皿。すると「ぶあつすぎる」と言って、つきかえされました。クラムさん次々とポテト料理を出しましたが、み〜んな返品。よーし、もうやけくそだーっ! クラムさんはポテトをこれ以上薄くは切れないくらい薄く切って、カリカリに揚げて塩をふりました。すると、一枚食べてまた一枚、もう一枚、もう二枚。わかります、わかります。