父さんと子どもの間に流れる時間は、特別の時間です。

作 佐野洋子
出版社 小学館
税込価格 1,540円
「とうさん、いつ かえってくるの」「もうすぐよ。こぶしのはなが さいたらね」ひさしぶりに帰ってきたお父さんとくまの子は森へ散歩にでかけます。「ねえ、とうさん、てをつないでもいい?」「ねえ とうさん、かたぐるましてくれる?」「よしよし」とうさんは何でもできます。川で泳いだり、流された橋のあとに木をわたしたり。「すごい! とうさん」くまの子が、お父さんと過ごした時間は、くまの子の心に全てひきつがれていきます。そして、「ぼく、くまらしくならなくちゃいけないんだ」くまの子の決心になります。