タネから育てるっておもしろい。みんな同じじゃないんだね。
作・絵 スギヤマカナヨ
出版社 赤ちゃんとママ社
税込価格 1,320円
学校で「たねからそだててみよう」という宿題が出た。何を植えていいか迷ってしまう。そんなときは、何かわからない種がいいと、種屋のおじいさんに言われて、わからないままに植えてみた。ノートにメモをしながら、だいじにだいじに。でも、なんだか元気がない。たねやのおじいさんは「そりゃあ、手をかけすぎじゃな」という。「だいじなことは、しっかり見ること。見ているとわかってくるものさ。タネが持っている命の力を信じて、いつかは咲くだろうと待つことだよ」。おじいさんの言う「育てる」という意味が心にしみてくる。