ママ、あのね、きのうの夜ね、夜中にかわいいくまの子がきたんだよ。
作・絵 酒井駒子
出版社 偕成社
税込価格 1,100円
やってきたよるくまは、いなくなったママをさがしにきたというのです。男の子はいっしょにママをさがします。ハチミツを買いに行ったのかもしれないし、夜の公園に行ったのかも。よるくまは泣き出してしまいます。そのころ、よるくまのお母さんは魚をとっていました。お母さんは働いているのです。でも、忙しくても優しいのです。このお話は、男の子の成長物語かもしれません。男の子のお母さんも、たぶんお仕事をしているのでしょう。男の子の寝顔には満足感がいっぱい。寂しい思いは成長のためのエッセンスです。