時の流れをそのまま受けてみる。そこから本当の自由が始まる。
作 堀川理万子
出版社 偕成社
税込価格 1,540円
おばあちゃんの家で見つけた女の子の絵は、子どものころのおばあちゃんだった。おばあちゃんは、その絵を描いてくれた人のことを話してくれた。いやなことがあってひきこもりになっていたおばあちゃんを、遊びにおいでとさそってくれたのは、海辺に住んでいた画家さんだった。おばあちゃんは、その人と食事をしたり、本を読んだり、海へ行ったり、絵を描いたり、猫と遊んだり、体操をしたり、買い物に行ったり、展覧会を見に行ったりした。なんて自由なんだろう。解放されるってこういうことだったんだ。体験こそが学びですね。