「ようがんばったねー」家族のきらきらじるしをさがしましょう。
作 新井悦子
絵 さこももみ
出版社 岩崎書店 税込価格 1,540円
子ども時代は、みんな小さな心で頑張っている。失敗を重ねながら、生きる知恵を積み重ねている。どろんこになったとき、ものを壊したとき、何度大人にしかられたでしょうか。でも、あの時代ほど大切な時代はありません。さかあがりができなくて、手にまめができたあっちゃんに、お母さんが言います。「このまめはね、あっちゃんのきらきらじるしだよ。がんばったしるし」。ほかにもあるやろか? あるある、お兄ちゃんにも、お父さんにも、おばあちゃんにも、ネコのクースケにも。もちろん、お母さんにもね。家族のきらきらがわかるあっちゃん、すごいね。2022年度佐世保文学賞受賞