牛だって人間だって嫌いなことはしたくない。特に戦うことは……。

文 マンロー・リーフ
絵 ロバート・ローソン
訳 光吉夏弥
出版社 岩波書店
税込価格 880円
スペインのある牧場に、フェルジナンドという仔牛がいました。いつもひとりで、静かに花のにおいをかいでいました。ところがある日、牛飼いがやってきて、大人になったフェルジナンドを、無理矢理マドリードの闘牛場へつれて行きました。くまんばちにおしりを刺され、大暴れをしているフェルジナンドを見た牛飼いが、凶暴な牛だと勘違いをしたからでした。でも、大闘牛の日に起きたことは……。フェルジナンドはもとの牧場に戻されますが、一体闘牛場で何をしたのでしょう。1936年に出版されて、今なお世界中の人達に愛されている絵本です。