うさぎのニコラスは、森の春夏秋冬を体中で受け取っています。

絵 リチャード・スキャリー
作 オーレ・リソム
訳 木坂 涼
出版社 好学社
税込価格 1,540円
ぼくはうさぎのニコラス。いつも1人で遊びます。春は花を摘み、ちょうちょを追いかけて、夏はねころんで鳥たちの歌をきき、雨が降ってきたら、きのこの傘で雨宿り。秋には落ち葉が色づいて、冬は森の動物たちの巣ごもり準備。雪が降ったら、ぼくは春の夢を見ながら眠るんだ。かわいいニコラスに紹介される森の中の風景は、いつまでも見ていたいほどすばらしい。言葉が少ないのに、ページをめくるたびにその綿密な絵にひきつけられて、たくさんの言葉が生まれてくる。ニコラスの愛らしさは、きっと子どもたちを魅了するでしょう。