物語は1941年12月8日の臨時ニュースから始まります。

文 半藤一利
絵 塚本やすし
出版社 大月書店
税込価格 1,650円
ここは東京。隅田川と荒川という大きな川にはさまれた、小さな家がぎゅうぎゅうくっつきあっている街です。帝国陸海軍が西太平洋において、アメリカ、イギリス軍と戦闘状況にはいってから、さまざまなことが始まりました。遊び道具はなにもなくなり、動物園のライオンやゾウやクマやトラは殺され、飼い犬やネコはどこかへつれさられました。英語の使用は禁止になって、食べるものもどんどん少なくなっていきました。そしてとうとう……。8月は終戦の月。戦争がどういうものだったのか、真実を知っておきたいと思います。