隣へ行くだけのおつかいだけど。小さな女の子にとっては……。

文 ユン ソクチュン
絵 イ ヨンギョン
訳 かみや にじ
出版社 福音館書店
税込価格 1,210円
小さな女の子が、隣の店に行って聞いたの。「おじさん おじさん いま なんじ かあさんが きいてきてって」「よじはんだ」女の子は「よじはん よじはん」といいながら、帰って行きました。だけどその途中、あっ、にわとりが水をのんでる ちょっと見ていこう。「よじはん よじはん」。あっ、ありが何か運んでる。どこへもっていくのかなあ。「よじはん よじはん」。女の子が家に帰ってきたときは、ひがとっぷりと暮れていました。「かあさん、よじはんだって」。まちがっていませんよね。普通の家にはまだ時計がなかった頃の韓国のお話です。