愛する人を亡くしたら、人はどのように立ち直っていくのだろう?

文 ジャッキー・アズーア・クレイマー
絵 シンディ・ダービー
訳 落合恵子
出版社 クレヨンハウス
税込価格 1,980円
ママが死んで、パパと男の子が残されました。ひとりぼっちでいる男の子に、一頭のゴリラが近づいてきました。「ぼくのママ、しんだよ」「そうだね、しってるよ」男の子とゴリラの会話が続けられます。ゴリラは他の人の目には見えません。男の子の心の中にいるのです。ママの死んだ悲しみを、自分自身で言葉に置き直しながら戦っているのです。でも、あるとき、部屋で泣いているパパを見つけました。パパ……。愛する人を失った二人の心はママの思い出と重なりながら、未来に向かっていきます。ゴリラはどこへ……。