欲の深いざぼんじいさん、明るい隣のまあばあさん、よくあるお話だけど……。
文/すとうあさえ
絵/織茂恭子
出版社/岩崎書店
税込価格/1,650円
ざぼんじいさんの柿の実は甘くておいしい。でもね、みんなに見せびらかしながら、いつも自分だけで食べるの。そればかりじゃない。「おいしそうなかきですこと」と言ったまあばあさんに、なんてこと、柿のへたしかあげないの。でも、まあばあさんは大喜びで、へたでコマを作って子どもたちと庭でコマ遊び。へたをもらいにこられては大変と思ったざぼんじいさん。大急ぎで柿を全部採って、物置に隠してしまったんだ。みんなに嫌われるのもわかりますね。そんなざぼんじいさんだから、どんどんひどいことになって、最後は……!