自分の命なのに、自分で自由にできない。人生は不思議です。
作・絵/野村たかあき
監修/柳家小三治
出版社/教育画劇
価格/1,430円(税込)
あるところに若い夫婦がいて、赤ちゃんをさずかりました。ところがお金がなくて困っていると、死に神が出てきて仕事を世話してくれるというのです。医者になれと言われて、死に神の言うとおりにすると、あれまあ、評判が評判を呼んでお金持ちに。そこで終わらないのが落語の世界です。最後に連れて行かれるのは命のろうそくが並んでいるところ。死神のお話と言っても落語ですから、子どもから大人まで楽しめるおかしくてちょっぴり人生を感じるお話です。人の命の不思議さが心に残ります。でもやっぱりおかしい。