おむすびの思い出と言えばやはり母親の作ってくれたおむすび。
まんまるの形に、のりがぐるりとまかれ、アルミホイルで包んであった。具材は梅干しと筋子。しっとりとしたのりとごはんの一体感がたまらなくおいしかった。自分でもおむすびを握ることがあるけど、母のとはやはり何か違う。ごはんとのりと具という極めてシンプルな組み合わせなのに、同じものがふたつとない。おむすびはひとそれぞれ、一期一会。だから私は一つ一つのおむすびを大事に味わいたいと思う。
投稿日:2019年6月5日 お知らせカテゴリー:連載コラム「おむすびとわたし」