遠足のお弁当は、いつも真っ黒なおむすびがふたつ。
お百姓さんが八十八の手間暇かけて作ったお米だから、ごはん粒を残したら申し訳ないと、いつも母のおむすびはのりにくるまれていました。
なんだか色気のない黒いおむすびが恥ずかしかったはずなのに、冷めていてもなぜかしら母のぬくもりが感じられ、ほっこりとした記憶がよみがえります。
たかがおむすび、されどおむすび。遠い日の母とわたしの心を結ぶおむすびってすごいなあ!
投稿日:2019年10月11日 お知らせカテゴリー:連載コラム「おむすびとわたし」
遠足のお弁当は、いつも真っ黒なおむすびがふたつ。
お百姓さんが八十八の手間暇かけて作ったお米だから、ごはん粒を残したら申し訳ないと、いつも母のおむすびはのりにくるまれていました。
なんだか色気のない黒いおむすびが恥ずかしかったはずなのに、冷めていてもなぜかしら母のぬくもりが感じられ、ほっこりとした記憶がよみがえります。
たかがおむすび、されどおむすび。遠い日の母とわたしの心を結ぶおむすびってすごいなあ!
投稿日:2019年10月11日 お知らせカテゴリー:連載コラム「おむすびとわたし」