『やさしさの点』 優秀賞 『やさしさの点』 見澤富子 夜十時。リビングでプツンプツンと点字を打つ。目が見えない母の日課だ。物心つく頃にはすでに母は目が見えなかった。家の中は手すりだらけで、外を歩くときも白杖が欠かせない。 私がお腹にい … “『やさしさの点』” の続きを読む 『祖母の日記』 家の光読書エッセイ賞 『祖母の日記』 菊池健 中村靖彦氏の『日記が語る日本の農村』を読んだ時のことを今も忘れない。「松本盆地の畑に八十年」の副題を持つこの著書は、新書版でありながらずっしりとした重みで読む者に迫って来る … “『祖母の日記』” の続きを読む Page 2 of 212 Tweet